
人々に様々な恵みをもたらす自然。ですがそれはときに私たちが想像しないような、恐ろしい現象を引き起こすこともあります。今回は世界中で確認された驚きの自然現象をご紹介。
まるで世界の終わりのような圧倒的な光景に、立ちすくむほか術はありません…。
カタトゥンボの雷(マラカイボの灯台)/ベネズエラ
その雷はベネズエラのマラカイボ湖に注ぐカタトゥンボ川の河口付近で見られます。この場所は世界で最も多くの稲妻を見ることができる観光地としても有名で、その数はなんと1時間に3,600本。
この記録はギネスブックにも登録されています。しかし不思議なことにそのほとんどが「無音」。これは琵琶湖の20倍もの広さを持つマカライボ湖ならではの特性で、湖の遠い場所で発生した雷は、音が届かず光だけが届くようになっています!
[グレートネイチャー] 南米ベネズエラのミステリースポットでスパイダー雷を見た!| NHKグレートネイチャー(BSプレミアム)南米ベネズエラ、世界一の雷多発地帯・マラカイボ湖。赤い雷、そして大空をクモの巣状に切り裂く稲光、さらに満天の星空をまたたせる閃光…ミステリースポット・奇跡のカミナリショーの大競演!ベネズエラにある南米最大...引用/YouTube:[グレートネイチャー] 南米ベネズエラのミステリースポットでスパイダー雷を見た!| NHK
ブライニクル(死のつらら)/南極
1960年代に初観測され、南極のロス島海で初めて撮影された自然現象。海中に0度以下の塩水が流れ込むことで発生すると言われています。
塩分濃度が高く、海水より低い融点を持った塩水は、海水と接触することで即座に氷を形成。空洞の氷柱が水の中に出現します。
その際に発生する強烈な冷気にふれた海棲生物たちは、なすすべなく凍結してしまいます。白いモヤが海水をゆっくりと進んでいく様子は、非常に不気味です…。
引用/YouTube:Brinicles in Antarctica
地獄の門/トルクメニスタン
トルクメニスタンのタルヴァザにある天然のガス田。1971年にメタンガスの拡散を防ぐために地質学者によって火を付けられて以来現在も燃焼が続いており、炎に包まれた巨大なクレーターの姿はまるで「地獄の門」。
その凄まじい姿を一目見ようと人々が集まり、現在では観光地と化しています。当初は数週間でガスが燃え尽きると想定されていたようですが、予想は大幅に外れてしまいました。
夜になるとその禍々しさに拍車がかかります。
引用/YouTube:地獄の門旅🇹🇲トルクメニスタンで50年間燃え続ける大穴【アジア#47】2024年9月25日〜28日
ファフロツキーズ(怪雨)/世界各地
雨・雪・黄砂・隕石などの落下する物体を除き、「その場にあるはずのないもの」が空から降ってくる現象です。名称は“falls from the skies(空からの落下物)”からきており、これまでにはカエル・魚・幼虫・亀・ワニ・金属・お金など、様々な物体が落下した記録があります。
日本でも江戸時代の書物に怪雨(あやしのあめ)として記述が残っており、現在では竜巻原因説が最有力ですが、真相は謎に包まれています…。
引用/YouTube:【都市伝説】空からの奇妙な贈り物『ファフロツキーズ』の謎
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以上、4つをご紹介いたしました。恐ろしさもある反面、「一度見てみたい…」となる不思議な一面を持った自然現象たち。次に記録されるのはどんな現象なのでしょうか?




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