皆様、今年も間もなく夏がやってきますね…。夏と言えば昆虫採集！大人になるとなかなかやる機会もないし、そもそもやろうとも思わない…そんな魅力的なイベント！
今回はかつての童心を思い出すようなロマンあふれる【幻の虫】たちをご紹介します♪
この夏、あなたも一生忘れられない体験と出会えるかもしれません…！
2013年に発見！『ミヤコホソコバネオオハナノミ』
2013年に宮古島で発見され、新聞記事にもなった幻の虫！1985年に1匹しか発見されていなかった希少種で、逞しい身体と2本の特徴的な触角を持ちます。
さらにこのときにはオス・メス合わせて63匹もの個体が確認されています！生態・食性・繁殖状況などは未だに判明していない、謎多き昆虫です。
引用／琉球新報（ミヤコホソコバネオオハナノミ 本島で初確認、交尾の雌も）
環境省のレッドリスト入り！『チュウジョウムシ』
生きた化石と言われ、環境省のレッドリスト（絶滅のおそれのある野生生物のリスト）にも登録されている虫。1957年に香川県高松市女木島の洞窟で成虫1匹が見つかって以来、2012年まで採集報告はありませんでした。
バッタと蟻が合体したような姿で、気温・湿度が一定の洞窟内かつ島という特殊な環境が、その生態に影響していると言われています！
引用／希少昆虫チュウジョウムシ、55年ぶり女木島で成虫
幻の蝶『オオルリシジミ』
長野県、九州のごく一部に分布する美しい蝶。青のグラデーションやオレンジの斑点が特徴でしたが、1991年の段階で一度記録が途絶えています。
現在は保護活動の成果である程度は個体が戻ってきているものの、未だレッドリスト入り。幼虫が食べる「クララ」というマメ科の植物の減少が原因と考えられており、予断を許さない状況です！
引用／Wikipedia(オオルリシジミ)
東京都ではほぼ絶滅！『アカマダラハナムグリ』
こちらもレッドリスト入りの昆虫。赤に黒いまだら模様の特徴的な姿をしたハナムグリです。かつては各地で個体が確認できましたが、今では東京都でほぼ絶滅、その他都道府県で絶滅危惧種となっています。
近年、猛禽類の巣で繁殖するという特殊な生態が判明。14～20mmという小さな体ですが、その稀少性からオークションにも出品されるほどレアです！
引用／アカマダラハナムグリ〜⼭梨で希少、東京都区内で絶滅
昆虫図鑑のアイドル？『ヤンバルテナガコガネ』
オスは5～6cmとかなり大きめな日本最大の甲虫！見た目はカブトムシのメスに似ていますが、金属に近い光沢感があり、長く逞しい両前足が特徴的です。
湿潤な森林と大木の樹洞がある沖縄北部のやんばる（山原）地方に棲息し、森の伐開によって大きく減少。レッドリストに登録されています。
現在では環境省により、保護増殖事業が行われているそうです。
引用／環境省(ヤンバルテナガコガネ | 自然環境・生物多様性)
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以上、5種の昆虫をご紹介しました！
「レアな虫をGETすれば高く売れるのでは？」
という浅はかな考えからこの記事を書き始めましたが、絶滅危惧種というワードを見ると何だか自分のお気楽さが情けなくなってきました…。(T_T)
もし旅行先や地元で彼らを見つけたら、そっと見守るぐらいにしておきましょう。この島国日本で、逞しく生きる彼らの姿を見れば、きっと沢山の勇気を貰えるはずです！( ;∀;)
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