【そこに踏み入れたら最後…】日本国内に点在する古の“禁足地”とは?

都市伝説・超常現象

様々な理由から人の立ち入りが禁止されている区域“禁足地”。

主に災害・環境・伝染病などが要因となり、「入れば命の危険がある」ことから指定されている場所です。しかしときには“それ以外の理由”が存在する不思議な場所も…。

今回は古くから人々の間でまことしやかにささやかれてきた伝説の“禁足地”をいくつかご紹介いたします。

八幡の藪知らず(千葉県市川市)

足を踏み入れると二度と出られなくなるという禁足地。

江戸時代に記された書籍には既にその名が書かれているにも関わらず、なぜ禁足地として指定されたのか明確な根拠はありません。

有名な話としては

「平将門の墓所であり、入れば祟りが起こる」

というもの。

かの徳川光圀(水戸黄門)は伝承を聞いた後に藪に入ったところ、出ることが出来なくなり、中で出会った白髪の老人(妖怪?)から忠告を受けたという逸話もあります。

沖ノ島(福岡県宗像市)

九州本土から約60キロメートル離れた場所に浮かぶ、周囲4キロメートほどの小さな島。

2017年には世界文化遺産に登録され、注目を浴びました。古くから女人禁制の「神の島」と呼ばれ、男性も毎年の5月27日の現地大祭のときのみ上陸が認められていました。

島には航海の守護神である田心姫神が祀られており、

「女人が上陸すると神様が嫉妬する」

という言い伝えのもと、かたくなに掟が守られてきましたが、2018年以降は研究者らを除く一般人の上陸が全面禁止となっています。

天梯権現祠(滋賀県大津市)

比叡山にある三大魔所(魔物が住まうとされる場所)の一つ。

辿り着くにはもはや山道と化した幹線道路を進まなくてはなりません。急な坂を下りきった場所にほとんど朽ち果てたような堂宇「亀堂」があり、これが天梯権現祠への目印。

そこからは獣道を進んでいくのですが、途中からは道と呼べる代物ではない雰囲気に。やがて現れる風化しそうな石段を登りきったところに天梯権現祠があります。

ここには古くから天狗が棲んでいるという伝説が根付き、かつてはこの小山の枝一本、石一本すらも持ち出すことが禁じられていたといいます。

魑魅魍魎 狩籠の丘(滋賀県大津市)

前述した“三大魔所”は比叡山の公式とされる危険地帯。

ですが狩籠の丘は三大魔所を凌ぐ最大の禁足地とされています。

比叡山の開祖である伝教大師最澄が狩った魔物を埋めた場所とされており、そこには直線で結ぶと正三角形となる方角に等間隔で置かれた三つの石が。

これは中心に埋められた魔物を封印するためのモノだそうです。

実際に天台宗の僧による千日回峰行の際には、夜中にこの地を通り過ぎるときに提灯の蝋燭を取り替え、経を唱えるといいます。

これはかつてこの場所を通った僧の蝋燭の火が消え、魔物が姿を現したという逸話から来ているようです。

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以上の4つをお伝えしました。

禁足地とされる場所はまだ多く点在しています。

何も知らずに足を踏み入れてしまわないよう、くれぐれもご注意ください…。

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