今やオカルトの代名詞とも言われる「UFO(unidentified flying object)」。世界各地での目撃情報が後を絶ちませんが、皆さんはそんなUFOが公の存在となるきっかけの事件をご存知でしょうか?
本日は通称【ケネス・アーノルド事件】についてご紹介いたします!
それが起きたのは1947年6月24日……
アメリカワシントン州のカスケード山脈。実業家のケネス・アーノルドは自家用飛行機で高度2,900メートル付近を飛行していました。その目的は前日に消息を絶った海兵隊の輸送機の捜索だったそうです。
奇妙な物体との出会い……
午後3時に近付いた頃、レーニア山付近の上空を高速で飛行する9個の奇妙な物体が出現。それらはまるで鎖のように一直線に連なっていました。物体にはジェット等にある尾部がなく、平たい形状で翼があり、さらにエンジン音も聞こえなかったと言います。
マスコミによる報道が激化……
アーノルドの話を聞いたマスコミはこれを大々的に報道しました。すると同様の目撃談が次々と報告されます。この盛り上がりに対しFBI長官のジョン・エドガー・フーヴァーはUFO調査プロジェクトを発足します。
さらに新たな目撃者が!
記者でありアーノルドの親友だったデビッド・ジョンソンもこの事件の追跡調査に乗り出します。ジョンソンは
「アーノルドは嘘をつく人物ではない。UFOは実在する」
と信じ、自らも自家用機で捜索。するとジョンソンほか、同地域付近の飛行場に居た職員数名が同時刻に黒い円盤型の飛行物体を目撃するのでした。
そして6月24日は「UFOの日」となった。
結局アーノルドやジョンソンが見たものは何だったのか?その結論は未だに出ていません。しかしアメリカ空軍の調査から
「ジョンソンが証言通りの物体を目撃したことは間違いない」
との結論に至っています。未確認飛行物体は確かに存在した…この衝撃的な出来事は後に「UFOの日」として語り継がれていくことになります。
ケネス・アーノルド事件以前にもUFOは目撃されていた?
実は同事件が起きる前年(1946年)の12月30日、カリフォルニア州で円盤型のUFOが目撃されています!
「蝙蝠に似た外見で羽は曲線を描いていた」
という情報は図らずもアーノルドの目撃したものと非常に似ていました。
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そしてこの【ケネス・アーノルド事件】の翌年、アメリカニューメキシコ州であの【ロズウェル事件】が発生するわけですが…それはまた別のお話。
1947年に発生した伝説のUFO事件…そして未だに語り継がれるUFOという謎の存在。果たしてその真相が明かされる日はいつか来るのでしょうか?
皆さまもこの広大なオカルトの歴史に、ぜひ想いを馳せてみてください(*^-^*)
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